「令和3年度テニス環境等実態調査」報告書 発刊にあたって
2022年5月
公益財団法人 日本テニス協会
会長 山西 健一郎
日本テニス協会は、2012年度以降、テニス基本データの編纂とテニス環境の改善に資する調査を実施し、その調査結果は「テニス環境等調査報告書」として公表しています。2020年度は、緊急特別調査として、コロナ禍がテニス事業者の経営に与えている影響について調査を行いました。コロナ禍が年度を通して継続した2021年度の本調査では、Withコロナでのテニスの在り方に照準を当てた調査を行い、また、開催が1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックがテニス界に与えた影響も調査対象に加えました。
日本テニス協会は、新しいスポーツ様式に代表されるテニスを取り巻く環境変化がテニス界、特にテニス事業者の経営に与える影響及びその対応策を継続的に調査・把握をし、広くテニス関係者へ情報共有を続けていきます。さらに、自立自走するテニス界を目指し、外部イベントとの連携やその効果測定を実施して共有することで、連携の知見を増やすと共に更なるテニスの価値向上のための施策を打ち出すための基本市場データの構築も目指しており、2021年度調査はそのための第一歩として位置付けました。なお、本報告書は過去の分を含め本協会公式ホームページで閲覧頂けます。
本調査の実施に当たり、スポーツ環境調査助成事業としてご支援いただいた独立行政法人日本スポーツ振興センター様、アンケート調査の準備にご協力いただいた公益社団法人日本テニス事業協会様、そしてアンケートにご回答いただいた全国のテニス事業者の皆様に厚く御礼を申し上げます。
「テニス環境等実態調査」報告書