1.名称
本ランキングはJTAオフィシャルポイントランキング(Japan Tennis Association Official Point Ranking 以下JTAランキング)と称し、JTAランキング作成資料とするポイントをJTAオフィシャルポイント(Japan Tennis Association Official Point 以下JTAポイント)と称する。
2.対象
JTAランキングは「JTA公式トーナメント管理規程」の「JTT、J1、J2大会管理規程」に定められた、(公財)日本テニス協会(以下JTAという)が承認する公式トーナメントに参加するJTAに選手登録をしているプレーヤーを対象とする。
3.大会カテゴリー
大会カテゴリーは下記の3つとする。
1) 3百万円以上の賞金付きトーナメント(JTT大会)
2) 3百万円未満の賞金付きトーナメント、および地域ならびに都府県テニス協会が主催する賞金の付かないトーナメント(J1大会)
3) 都道府県テニス協会加盟の郡市町村テニス協会が主催する賞金の付かないトーナメント(J2大会)
以下の学生大会はカテゴリーに入れず、ポイントのみ各グレードを採用する。
全日本学生選手権、全日本学生室内選手権は、J1-2
地域学生選手権(関東・関西)は、J1-1
その他地域学生選手権は、J2-3
(各大会のグレードは別表:ポイントブレークダウンを参照)
4.大会グレード
大会グレードはJTAオフィシャルポイントブレークダウン表の中でそれぞれグレード分けし、これをポイント配分の基準とする。
1) JTT大会(以下JTTという)・・・300万円以上の賞金が付くトーナメント
① 大会グレードは原則的に賞金総額を基準とし、ポイント配分表の通りとする。
② シングルスの成立ドロー数は16を最低とし、ダブルスのそれは8とする。
2) J1大会(以下J1という)・・・300万円未満の賞金の付くトーナメント、および賞金の付かない地域・都府県協会が主催するトーナメント
① 大会グレードは原則的に賞金総額を基準とし、ポイント配分表の通りとする。
② シングルスの成立出場選手数は16ドロー(BYEも含む)を最低とし、ダブルスのそれは8ドロー(BYEも含む)とする。シングルスの8ドロー以下、ダブルスの4ドロー以下は認められない。
③ 100万円以上の賞金の付いている地域テニス選手権(オープン大会を含む)は4、都道府県選手権(オープン大会を含む)は2、それぞれおグレードアップする。ただし、これらのトーナメントがJTT大会に昇格した場合はその限りではない。
3) J2大会(以下J2という)・・・郡市町村が主催するトーナメント
① 大会グレードはドロー数により別表の通りとする。
② ドロー数の最低は前項2)②に準ずる。
5.ポイント
1) ポイントはプレーした選手に対し、与えられる。
① 各グレードのポイントは別表の通りとする。
② 別表のグレードで、ポイントが与えられるドロー数に満たないトーナメントの時も、実際のドロー数に応じたポイントが与えられる。
③ 別表にあるドロー数を超えた参加者がある場合は、ポイントが与えられるラウンドまで勝ち進まなければ、いくら出場してもポイントは0 である。
④ 予選がある場合は、予選決勝敗者、同準決勝敗者等に繰り下がりポイントが与えられる。(例:本戦64ドローの予選決勝敗者はベスト128、予選ベスト4はベスト256、予選ベスト8はベスト512)
⑤ BYE(バイ)が1つまたは連続して2つ以上あった選手が初戦で負けた場合は、負けたラウンドから1つ戻ったラウンドのポイントが与えられる。1回戦バイ、2回戦敗者の場合、1回戦敗者のポイントとなる。予選についても同様とする。
⑥ ラッキールーザーは本戦ストレートインと同じ処理をする。
⑦ 本戦予選とも、1回戦もしくは1回戦バイの場合の2回戦にノーショウの選手
は、ポイントおよび試合数は0 とするが、本戦の場合、当該者の中の予選勝ち抜き者には、勝ち上がったラウンドまでポイントは加算され、試合数は1と算定する。
⑧ 悪質なコード違反で失格となった選手は、その大会でのすべてのポイントを没収され0 ポイントとなる。
⑨ 初戦をプレーした後、ウィズドロー、リタイアした選手は到達したラウンドの敗者としてポイントが与えられる。
⑩ 初戦を勝った後、相手がウィズドロー、ノーショウ、デフォルトで勝ち上がり負けた場合は、到達したラウンドの敗者のポイントが与えられる。
2) ダブルスは、そのグレードのシングルスと同じポイントがチームの両選手に与えられる。
3) JTAポイントは、ATP・WTAランキングポイント保持者にも与えられる。1ポイントにつきそれぞれ300倍し、JTAポイントに加算する。
4) 集計方法は、出場大会のうち、国際国内大会を問わず、ベスト20大会の合計とする。
6.ランキング順位
- 順位の決定
JTAランキング作成時から、過去52週間に開催されたトーナメントに出場し、そこでプレーヤーが得たJTAランキング対象大会(換算される国際大会も含む)にて獲得したポイントの多い者を上位とする。
- 同位の場合
- ① JTAポイントが同位(合計ポイントが同数)の時は、そのランキング作成時点で採用したATPまたはWTAランキング上位者を上位とする。
- ② 前項で比較できない時は、過去52週間の出場トーナメント数の少ないほうを上位とする。
7.適用
- JTAランキングは、原則として毎週発表する。
- JTAランキングは、ランキング対象大会出場プレーヤー決定およびその大会
におけるシード決定の資料とする。その運用については、トーナメント競技規程に準ずる。
- 年度末のJTAランキングをその年度の全日本ランキングとする。ただし、外国人を除く。
- チーム対抗戦参加選手には「別表:チーム対抗戦ポイント表」によりポイントが与えられる。

ランキング対象大会を大きく以下の3つのカテゴリーに分類する。
・JTT大会 300万円以上の賞金付き大会でJTAが「JTT」と認めた大会。
・J1大会 300万円未満の賞金付き大会、および地域選手権、都府県選手権。
・J2大会 賞金の付かない都府県協会加盟の市町村が主催する大会
(ドロー数により1~3に分類)
● 地域協会主催大会 賞金の付かない大会はグレードJ1-2とする。
地域選手権(オープン大会を含む)は賞金100万円以上のJ1大会に限り、グレードを4アップする。グレードアップする大会は3大会に限る。
● 都府県協会主催大会 賞金の付かない都府県選手権大会はグレードJ1-1とする。
都府県選手権(オープン大会を含む)は賞金100万円以上のJ1大会に限りグレードを2アップする。グレードアップする大会は3大会に限る。
学生大会は、上記カテゴリーには入れず、ポイントのみ各グレードを採用する。
◆ 全日本学生選手権、全日本学生室内選手権をグレードJ1-2とする。
◆ 関東学生、関西学生はグレードJ1-1とする。
◆ 関東、関西以外の地域学生選手権はグレードJ2-3とする。

平成26年1月1日改正