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【全豪オープン】西岡良仁はノバク・ジョコビッチに完敗

【全豪オープン】西岡良仁はノバク・ジョコビッチに完敗

[男子シングルス3回戦]
○ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 6-3,6-2,6-2 ●西岡良仁

■ジョコビッチの壁は堅固だった。敗因の一つは、サーブで主導権を握られ、得意のストローク戦に持ち込めなかったこと。ジョコビッチのファーストサーブ時のポイント獲得率は93%、第1、第2セットともは100%と、めったに見ない数字が残った。セカンドサーブでもジョコビッチのポイント獲得率は69%、西岡は相手のサービスゲームで計8ポイントしか奪えなかった。

■ストローク戦でも劣勢だった。昨年、11月のデビスカップ・ファイナルでジョコビッチに完敗、得意とする高い弾道のトップスピンが通じないと痛感し、弾道の低いボールで勝負を挑んだが、「普段打っているボールではないので精度が高くなかった」。会心の展開は数えるほど。どのセットも先行を許し、意気が上がらなかった。

■「今現在、僕が持っているものでは勝てない。そもそも一球一球の質が違う。そこを上げていかないと。粘るとか攻めるとか以前にベースを強くしないと勝てない」と西岡。そのギャップをどこまで埋められるか、研究熱心な西岡の真価が問われる。

(広報委員会)

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