ジャパンウイメンズオープン2022 / Japan Women’s Open Tennis 2022

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【2017/9/12】伊達公子は現役最後の試合を終える

【2017/9/12】伊達公子は現役最後の試合を終える

【シングルス1回戦】
〇アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア=67位) 6-0、6-0 ●伊達公子(エステティックTBC=世界ランク1191位)

■伊達は昨年、手術したひざに加えて、肩の痛みを抱えていた。「100%に程遠いプレーになることは分かっていた」。第1セット最初のサービスゲームで2度ゲームポイントを握ったが、これを取れずにブレークを許すと、結局、1ゲームも取れずに終わってしまったが、「1ゲームを取りたいという思いはあったが、悔しさはなかった」。引退を決意した伊達は心残りなく最後の試合を全うした。悪天候にかかわらず2300人収容のスタンドをファンが埋めた。試合後のセレモニーでは、「90年代のファーストキャリア、そして12年のブランクを経てカムバックして2度のキャリアをこれだけ長い時間プレーできたことを本当にうれしく思う」とあいさつした。

■「ツアーの中にいると苦しい時はいろいろあると思うが、時間がたつとテニスと出会えたことを幸せに思える時が必ず来る。(現役生活は)限られた時間なので、思い残すことなくやり切って、良いことも、ある意味悪いこともたくさん経験して、素晴らしい女性になれるようテニスから学んで欲しい」。伊達がセレモニーに参加した後輩たちに贈った言葉だ。これが、一度はテニスを嫌いになって引退したが、カムバックして過ごした9年半を「すごく充実したチャレンジの連続だった」と振り返った46歳の偽らざる心境だろう。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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