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全日本テニス選手権97th

  2022年10月22日(土)~10月30日(日)(予選:10月19日(水)~)

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【2022/10/28】伊藤竜馬は添田豪を大接戦の末に破る

【2022/10/28】伊藤竜馬は添田豪を大接戦の末に破る

[男子シングルス準々決勝]
○伊藤竜馬 7-6(4),7-6(5) ●添田豪

■両者とも組み合わせが決まったときからこの対戦を意識していた。伊藤は、添田が現役最後の大会に全日本選手権を選んだと聞き、今大会にエントリーした。「(最後の大会で)添田君と僕が対戦するのがベストだろうっていうのも、お互い感じていたと思う」と伊藤。添田は「競争相手として、仲間として、ずっと一緒にやってきた。ベスト8で当たれたらいい」と伊藤との準々決勝を見据えた。

■84年生まれの添田と88年生まれの伊藤。デビスカップ日本代表では、伊藤が初めて代表入りした09年から両輪としてチームを支え、個人戦でも競い合ってATPランキングを上げた。伊藤にとっての一番の思い出は「一緒にロンドンオリンピックに行けたこと」だという。本人たちも周囲も待望した対戦は、期待通りの好試合になった。

■添田がバックハンドの鮮やかなダウン・ザ・ラインを決めれば、伊藤はフォアハンドやサーブで剛球を放った。イージーミスは少なく、ウィナーで決着するポイントの連続だった。熱心なファンが詰めかけたスタンドから、ラリーが決着するたびに感嘆の声やため息が聞こえてきた。「お互い150%出せてたんじゃないか」と伊藤。添田は「お互いプレッシャーが抜けて、ぶつかり合うっていう感じ」。それくらい、熱いラリーだった。

■添田が感じたのは、伊藤の強い気持ちだ。「彼もキャリアの終盤で、この大会に懸ける思いも強かったと思う」。伊藤には、添田の現役生活を終わらせるのは自分だ、という意気込みもあった。それがあったから「押し切れた」と伊藤。終盤、添田が声を出し、あきらめない姿を見せたことで、伊藤は「最後までガッツ出していこう」と、さらに燃えたという。2セットともタイブレークにもつれる熱戦。「お互い引き出し合えて、すごく良い試合だった」。伊藤が振り返るように、二人の最終章は、最高の盛り上がりの中で幕を下ろした。

「全部を出し切って終わった」。現役最後の試合を終えた添田

■長年の盟友、伊藤竜馬との激闘が現役最後の試合になった。すべてを出し尽くしたという充実感があるのだろう、添田豪の表情は清々しかった。「ほっとしたというか、やっと終わったなっていう感じ。もちろん悔しさはあるが、悔いの残らないようにと思い、優勝目指して頑張ってきた。今はどちらかというと喜びの方が強い。消化の悪い終わり方ではなく、本当に全部を出し切って終わったので、いい終わり方だったんじゃないか」。

■現役生活で一番の思い出は、ATPランキング100位以内を目指すチャレンジだったという。「ずっと100位を目指して頑張って、切れるまでは本当に苦しくて。僕はそこを切れないと一生悔いが残るんじゃないかと思いながらやっていた。切らなかったら自分(のテニス人生)は失敗だっていう、それぐらい自分を追い込んでやっていたので、100位を切れたときは安堵感が大きかった。プロになってよかった、自分に勝った、と」。

■デ杯でチームの命運を懸けて戦ったことも印象深いという。チームの勝敗が懸かる最終シングルスに登場する機会が多く、「毎回、最後に回ってきて、苦しくて、なんで僕だけこんなに回ってくるんだろうって」と率直な思いを明かした。「でも、そういった苦しいことを経験できたので自分が強くなったんじゃないかなと。もし、逃げたいとか、そんな気持ちになったら、そういった巡り合わせもなかったと思う」。

■「悔しい思いもいっぱいあるが、振り返れば、すべてハッピーエンドで終わった」と添田。23年からはデビスカップ日本代表監督として、テニス人生の第2章がスタートする。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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