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［女子シングルス２回戦］
○坂詰姫野　6-2,6-2　●照井妃奈

■「緊張する中でも、いいプレーができた」と第１シードの坂詰が好発進した。ラッキールーザーで本戦に進み、１回戦を突破した照井の勢いをしっかり受け止め、跳ね返した。第２セット３－２からのサービスゲームで０－40のピンチもあったが、攻撃的なプレーで挽回、ゲームを奪った。これで勝負の行方はほぼ決した。

■最新のＷＴＡランキングは自己最高の312位。この７月には、予選から出場した米国の下部ツアー大会（ＩＴＦ10万ドル）で６試合を勝ち抜いて準優勝した。遠征にコーチは同行しなかったが、「一人でも勝ち進めたことが今の自信につながっている」という。海外の選手と戦ううちに、重いボールが打てるようになったことも成績が伸びた要因だ。「（相手の）重いボールを跳ね返さないといけないと思って強く振ったり、そういうのが身についたのかなと思う」。

■「全日本選手権には独特の雰囲気があって、毎年緊張する」という。しかも、今回は期待を背負う第１シードだが、「シードはシード。誰が相手でもやることは変わらない」と心構えを整えた。「例年の全日本よりはるかに状態がいいので、自信を持って臨んでいる。試合の中でも修正を重ねたり、しっかりやれば優勝できると思っているので、自分と話したり、整理してプレーできれば」。トップシードにふさわしい、力強い抱負を聞かせてくれた。

（日本テニス協会広報部）

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