The 98th All Japan Tennis Championships

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三菱電機ビルソリューションズ
全日本テニス選手権98th

  2023年10月28日(土)~11月5日(日)(予選:10月25日(水)~)

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【2022/10/23】35歳の仁木拓人が4年ぶりの初戦突破

【2022/10/23】35歳の仁木拓人が4年ぶりの初戦突破

[男子シングルス1回戦]
〇仁木拓人(三菱電機) 6-0、7-5 ●鈴木昂(エキスパートパワーシズオカ)

■「この大会がプロとして最後の大会。コロシアムに試合を入れていただいて、緊張感のある中でプレーを楽しめたらと思っていた。最後までそれができた」。35歳の仁木は納得の表情だった。簡単に取った第1セットから一転、第2セットは開き直ったような鈴木の思い切ったプレーに押され、先にブレークを許して2-4とされた。いら立ちの高まりそうな場面だったが、「(良い時も、悪い時も)その瞬間を楽しもうと決めていたので、自分をコントロールして、良いプレーを連続して出すことを心掛けた」と仁木は言う。第8ゲームでブレークを返すと、第12ゲームでは攻撃的なリターンで鈴木からこのセット2度目のブレークを果たして勝利を決めた。

■仁木は新型コロナウイルスの感染が拡大する数年前から、思うような結果を残せず「試合に出るのが苦しい時期が続いた」という。ただ、感染拡大の影響で大会がストップしたことが、「このままでは終われない」という気持ちにつながった。大会の中断期を自分のプレーを作り直す機会にした仁木は、21年春から海外遠征を再開した。ただ、大会ではなかなか勝ち上がれず、「自分の望むレベルに近づくことが厳しくなった」ことを痛感して、引退を決めたという。

■全日本は16度目の出場になる。「最後の大会だからという感じはなく、今までと同じで、やるべき準備を進めてきた」というが、試合がコロシアムに入るとこが決まる、気持ちが少し変わった。「コロシアムは全日本で思い出深い場所なので、緊張感とともにこれが最後かも」という思いが出てきたという。ただ、朝になると「勝ちにこだわって良いプレーをしよう」と気持ちを切り替えた。シングルスでは4年ぶりの初戦突破。過去3度優勝の男子ダブルスでは、柚木武(イカイ)と組んで第4シードに入る。35歳の最後の挑戦は始まったばかりだ。 

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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