The 98th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権98th

  2023年10月28日(土)~11月5日(日)(予選:10月25日(水)~)

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【2020/11/1】ノーシードの秋田史帆が、第1シードの日比野菜緒に逆転勝ち

【2020/11/1】ノーシードの秋田史帆が、第1シードの日比野菜緒に逆転勝ち

[女子シングルス決勝]
〇秋田史帆(橋本総業ホールディングス) 5-7、6-0、6-0 ●日比野菜緒(ブラス)

■第1セットは秋田にとってもやもやした内容だった。ラリーでは押し気味なのに、要所で簡単なミスがでて、なかなか相手サーブを破れなかった。自分のサービスゲームでは大事な場面で得意のサーブが決まって、日比野にもブレークを許さなかった。それが第12セット、それまでブレークポイントを許さなかった日比野にワンチャンスを生かされて、5-7でこのセットを失った。

■「第1セットは自分の良いところがだせず、簡単なミスが増えてしまった。第2セットに入る前に、『簡単なミスをしないこと、しっかりボールを見て打つこと』を改めて意識して、それをやり切ることができた」と秋田。第2セットは最初からフォアの強打を軸に展開して第1ゲームで日比野のサーブを初めて破ると、そのまま6ゲームを連取。最終セットに入っても秋田の勢いは衰えず、日比野に反撃らしい反撃を許さずに12ゲーム連取で世界ランク71位の25歳を圧倒した。ラリーではパワフルなフォアを打ち込んで攻め続けた。守勢に回った日比野の返球が浅くなるとウイナーを奪い、さらにドロップショットなどの小技も決まった。

■「朝の練習ではリラックスできていたのに、ボールが飛ばないし、思うようなことができなかった」と話した日比野。「知らず知らずに緊張して、それがなかなか解けなかった。これが全日本の緊張感なのかな」。苦しい展開の中でも、最終セットは途中からようやく思うようなショットが出始めたが、秋田のフォアからの攻撃を止めることはできなかった。「ベストのプレーが3セット目はだせた。それを上回った秋田選手のプレーに拍手です。できることがなかったな、と思います」

■1990年生まれの秋田と94年生まれの日比野は、ともに愛知県一宮市の出身。ジュニア時代は地元の同じテニスクラブで練習していた。表彰式のフォトセッションでは、二人が声を掛け合い、抱き合って涙ぐむシーンもあった。2人の間にこんなやりとりがあった。「おめでとうございます。よかった」と日比野。「何がよかったの、負けたのに」と秋田が返すと、日比野が「負けるんだったら、史帆さんがよかった。優勝おめでとうございます」。これに秋田は「私もグランドスラム(四大大会)に出られるように頑張るから」と返したという。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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