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［シングルス第３試合］
○カミラ・オソリオ　6-2,6-0　●日比野菜緒

■好ショットを続けたオソリオの快勝という以外に表現のしようがない試合だった。ボールの勢いもベースラインでの動きも素晴らしかった。初日のシングルスは「アタックするとこちらのミスも増えるので、引いて待つことに努めた」と安定感第一のプレーだったが、日比野とのエース対決ではボールに威力と深さを出してきた。安定感もまったく落ちなかった。

■立ち上がりは日比野もよく付いていったが、１－２からのサービスゲームでブレークを許した。相手のショットに圧を受け、こらえきれなくなったというような失点が目立った。このゲーム以降、オソリオは尻上がりにプレーがよくなり、日比野は打開策を見つけられなかった。

■試合前には「バックハンドで勝負」と目論んだが、そのラリーで優位に立てなかった。「以前対戦したときはもう少し弾むコートだったので、もうちょっとラリーがしっかりできた。今日は自分が思い描いていたイメージと違い、彼女のボールが結構刺さって滑ってきた。思い描いていたより速く感じた」と日比野。ラリーの序盤で押され気味になることが多く、持ちこたえられなかった。「オソリオ選手がすごくいいプレーをしたので、半分しょうがないかなっていう気持ち」と脱帽した。

■オソリオは「昨日はアグレッシブにしようと思っても、本玉選手のプレーのせいで、なかなかできなかったが、今日は攻撃的にプレーできた。スピンを使うなど、自分でゲームをコントロールできた」と満足そうに振り返った。

（日本テニス協会広報部）

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから！
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