The 98th All Japan Tennis Championships

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全日本テニス選手権98th

  2023年10月28日(土)~11月5日(日)(予選:10月25日(水)~)

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【2022/10/28】第1シードの坂詰姫野は伊藤あおいを圧倒

【2022/10/28】第1シードの坂詰姫野は伊藤あおいを圧倒

[女子シングルス準決勝]
○坂詰姫野(橋本総業ホールディングス) 6-2,6-0 ●伊藤あおい(サリュートテニス専門学院)

■今大会、スライスやドロップショット、ロブとあらゆるショットを織り交ぜ、変幻自在のプレーを見せてきた18歳の伊藤。準々決勝で当たった今西美晴(EMシステムズ)は「ずっとモヤモヤしながら」の試合運びを強いられ、競り負けた。この準決勝は、第1シードの坂詰が相手に惑わされず、どこまで自分のプレーを貫けるかが焦点の一つだった。相手の特異なスタイルは承知の上で、坂詰は「私がやるべきことは、誰が相手でも変わらない」と心構えを整えて臨んだ。

■引き出しが多い伊藤のバックハンドを避け、「フォアハンドに集める」こと、さらに「あまりコースチェンジをしないこと」も意識したと坂詰。しつこくクロスに打ち続け、伊藤にカウンターを打つチャンスを与えなかった。要所ではフォアハンドでラリーを支配し、ショットの質の高さで相手を威圧した。

■ただ、スコアが示すほど一方的な試合ではなかった。リズムを作りにくい相手だけに、リードしていても坂詰に余裕はなかっただろう。これだけ緊張感のある6-2,6-0の試合はめったにない。第1セットは坂詰がブレークバックで2-2に追いついたが、第5ゲーム以降の4ゲームのうち3ゲームがデュースにもつれた。一方的なスコアになった第2セットも、冒頭の4ゲームのうち3ゲームがデュースで決着した。大事なポイントをすべて制した坂詰の勝負強さが光った。

■「瀬間さん(詠里花=橋本総業ホールディングス)や今西さんなど実力のある選手に勝ってきた選手だが、そこに意識を持っていくと絶対、相手のペースに持ってかれると思った。昨日も言ったように、やるべきことは変わらないと、ずっと思い続けられたことで勝ち切れた」。綱渡りの心理戦を制した坂詰が胸を張った。

(日本テニス協会広報部)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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