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［男子シングルス２回戦］
〇伊藤竜馬（橋本総業ホールディングス）　６－４、２－６、７－６（５）　●山尾玲貴（九州電力）

■伊藤にとっては２度目の優勝を果たした１８年以来の全日本の舞台。ボールを拾いまくってしつこくラリーを続ける山尾から、冷や汗ものの勝利をもぎ取った。ミスが続いて第２セットを失った。第３セットは５－２から２度サービスを破られ追いつかれた。タイブレークでも先行しては追いつかれるという嫌な展開だった。

■「最初から気持ちが盛り上がらなかった。最終セットで途中から上げていこうとして５－２まで行ったが、そこから締められなかった」と伊藤。「今日は良かったところはあまりない。最後を締めきれたところ、タイブレークでも攻めて行った、それが良かったところ」と２時間半を超えた試合を振り返った。

■添田豪が引退を表明した記者会見で、最後の大会に全日本を選んだことを知った。添田と伊藤は２０１２年、ともに世界ランクでトップ１００に入りして、ロンドン五輪出場を果たした仲。「彼がいたから僕も上までいけた。添田君を見ながら成長できた部分がある」との思いがあるので、「全日本が最後と聞いて、それなら一緒の場で戦いたい」と４年ぶりの出場を決めた。この日はそろって２回戦を勝ち上がった。３回戦を突破すれば、準々決勝で２人の対決が実現する。

（日本テニス協会広報部）

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