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【ウィンブルドン】錦織圭はフェデラーに敗れ、初の4強入りを逃す

【ウィンブルドン】錦織圭はフェデラーに敗れ、初の4強入りを逃す

【ウィンブルドン】
(7月1日~14日・ロンドン、英国)

[男子シングルス準々決勝]
 ○ロジャー・フェデラー(スイス) 4-6,6-1,6-4,6-4 ●錦織圭

■錦織も、そして観戦者も、ロジャー・フェデラーの強さを見せつけられた2時間36分だったのではないか。強さとは、一つには、揺るがないということだ。立ち上がりは錦織がペースを握った。錦織は一時期、「ガツガツ打っていく」という言葉を好んで使ったが、まさに第1セットはそんなテニスだった。躊躇なくダウン・ザ・ラインを狙ってフェデラーを走らせ、フォアハンドの逆クロスで相手をコートの外に追い出した。しかし、フェデラーはすぐに立て直す。このセットは錦織に譲ったが、第2セット以降は序盤とは別のフェデラーになっていた。

■錦織は第2セット以降、サービスゲームのキープに苦しみ、チャンスは徐々にしぼんでいった。第3セット4-5からの第10ゲームでブレークバックのチャンスもあったが、フェデラーに押し切られた。「彼のファーストサーブの確率が上がり、リターンゲームでほぼチャンスがなかった。自分のファーストサーブの確率が低かったので、どのゲームもプレッシャーを感じながらやっていた」と錦織は敗因を述べた。

■「出だしは厳しかった。最初のセットはケイが一枚上手だった。自分にとって、第2セットにいいスタートを切ることが大事だった。それがうまくできた。僕のサーブでケイはチャンスを作れなくなった」とフェデラーが振り返る。序盤は強引なミスも見られ、錦織のショットに右往左往したが、芝の王者は少しも動じなかった。

■全力で攻め、跳ね返された錦織は「焦っていた部分もあった。もうちょっと我慢していたらよかった」と悔やんだ。しかし、力を「出しきった」という手応えはある。「全体的にプレーの質は良かった。悪い試合はそんなになかった。芝でも安定してプレーできるんだなと自信になった」。聖地での2年連続8強入りは、シーズン後半戦に向けての推進力となるに違いない。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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