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【2017/10/29】第2シードの高橋悠介が江原弘泰に逆転勝ちして初優勝

【2017/10/29】第2シードの高橋悠介が江原弘泰に逆転勝ちして初優勝

[男子シングルス決勝]
○高橋悠介(三菱電機)[2] 0-6,6-4,7-5 ●江原弘泰(日清紡ホールディングス)[5]

■壁を乗り越える苦しみを味わった2時間4分。江原のパッシングショットがネットにかかると、高橋は両手を突き上げて喜びをかみしめた。自分にかけていた優勝の重圧に打ち勝ち「一番は、ほっとしている。全日本で優勝できたのは去年の自分からは想像できない感じでうれしい」と笑みを見せた。

■初めての対戦。立ち上がり早々、3年前の優勝者の江原が主導権を握った。「予想とは違わなかった。プレーしやすかった」と江原。スライスや高く弾む球など緩急自在のストロークで高橋のリズムを崩し、思うようにプレーさせない。「すごい一発があるわけではないけど、足を使って、自分のペースに引きずりこむところが強いな」と高橋。加えて、ファーストサーブの確率が27%では高橋に巻き返しの機会もなく、6-0と一方的になった。

■第2セット、伸び盛りの20歳は初の決勝に開き直った。「このまま終わったら、もったいない。もう少し楽しんでプレーしよう」。サーブの調子も上がり、フォアハンドを軸に、速いテンポで左右に相手を振ってポイントを奪っていく。本来の姿を取り戻した。初めてキープした直後の第3ゲームでブレークも成功。そのリードを守って、高橋がセットを奪い返した。

■第3セットに入っても、勢いはそのままで3-0。ここで、江原はトレーナーを呼び、左脚のマッサージを受けた。実は試合前から痛みがあり、「勝つなら、ファイナル(セット)に行きたくなかった」。一方の高橋は、この間に「(優勝を)意識した」と言い、4ゲームを続けて落とす。気力を振り絞ってプレーする経験豊富な江原。攻めと守りの間で心が揺れ動く若い高橋。一本一本の中身が濃い競り合いを、スタンドも息を飲んで見守った。高橋は「なんとか気持ちを強く持って、最後まで戦い抜けた」と振り切った。

■賞金の400万円の使い道は「いい時計を買いたい」と言いつつも「好きなようにお金を使うと遠征費にも関わってくる」。242位の世界ランキングを上げ、全豪オープンの予選に出ることが現在の目標。全日本優勝を経て、世界トップ50に入った杉田祐一(三菱電機)の例もある。高橋は「反省点も多い中で勝ち切れたのは自信になるし、課題も見えた」と言った。重圧を克服し、世界で戦う上でも成長の場となったことは間違いない。

■江原弘泰 「自分なりのベストなテニスはできたと思う。結果はついてこなかったけど、満足のいくプレーができた。(最終セットは)高橋君の勝ちを意識した感じも見えていたので、僕のしぶとさでばん回したかったけど、最後は打ち抜かれてしまった」

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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