- 東北テニス協会
-
東北テニス協会 理事長 髙橋 常治
去る三月十一日、東北地方は太平洋沖を震源としたマグニチュード9.0の 地震に見舞われ、震度7に達する激しい揺れにより家屋や道路が多数損壊 した上、電気・ガス・水道・交通等のライフラインに甚大な被害が発生しました。 さらに想像を絶する極めて大規模な津波によって、沿岸部の市町村に壊滅 的な被害をもたらしました。津波の圧倒的な力の前に町並みがなすすべもな く破壊されていく様子に、自然の猛威を痛感し恐怖を覚えると同時に、この津 波の被害が最小限であることを祈るばかりでした。しかし誠に残念なことで はありますが、岩手・宮城・福島を中心に死者15,000名余り、行方不明者8,500 名余りという、到底信じることができない、また信じたくない現実を知らされまし た。多くの方々が、かけがえのない家族や友人、住宅、職場など身近にあった 沢山のものを失ってしまいました。そうした多くの方々は、今も避難所等で明 日の不安を抱えた生活を強いられ、福島県の原発事故は未だに予断を許さ ない状況が続いています。
こうした混乱の中、当協会の主催大会である全国選抜ジュニア予選会と、 毎年多くの参加者を集めていた東日本ベテランの2大会を、止む無く中止の 判断をいたしました。あらためて関係各位にお詫びを申し上げます。しかしそ の後の大会につきましては、この困難な状況の中にもかかわらず、主管の各 県テニス協会の尽力により開催を果たしています。
そして何よりも、震災直後より多くの皆様から励ましの言葉をいただき、さら に義援金というかたちでご支援を頂きましたことが、本当に大きな支えとなっ ています。東北テニス協会がお預かりしました皆様の温かい志しは、被災地 のテニスの復興、また被災したジュニアプレーヤーへの支援等、きっと皆様の ご意向に沿うよう役立てていく所存です。
また、被災地への復興支援イベント等の、ありがたい申し入れも数多く頂い ています。只、未だ被害の全容がわからないままの地域も多く、受け入れの態 勢ができていない状況です。この場をお借りして深くお詫び申し上げます。
避難所から練習に通い、大会へ出場する選手がいます。一筋の光が見え た思いがしました。少しずつではありますが失くしたものが戻りつつあります。
本格的な復興への道のりは、辛く険しいものとなろうと思いますが、ご支援 いただいた皆様の気持ちを支えに、東北のテニスコートに立つプレーヤーが 心の底からの笑顔を取り戻せるよう、全力を尽くしてまいります。
- 東北テニス協会ホームページ
http://business4.plala.or.jp/tohokuta/