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【JTA/TENNIS FAN 全豪特集 VOL.7】

━━━━ 財団法人 日本テニス協会発行・オフィシャルメールマガジン ━━━

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■■■■ 全豪オープン特別編集・メルボルン便り VOL.07 2005.01.21 ■■■■
           http://www.australianopen.com/
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★真夏のオーストラリア・メルボルンでは【全豪オープンの本戦第5日目】
メールマガジン【TENNIS FAN】では特別編集号として、日本人選手の活躍を中心
に、現地の様子や試合結果をお知らせ致します。
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◇ 完敗の中にも光明。“良き挑戦者”だった中村藍子---------------------◇

                   広報委員・フリーライター 秋山 英宏

[女子シングルス2回戦](20日ナイトセッション)
○アリシア・モリク(豪州) 6-2,6-4 ●中村藍子

●昨晩の鈴木貴男に続き、この日もセンターコートのナイトセッションに日本選
手が登場した。この大会で4大大会の予選初勝利を挙げた中村藍子は、勢いに乗
って予選を突破し、本戦1回戦も快勝。世界ランク12位で地元オーストラリアの
アリシア・モリクとの2回戦は、この日のメインイベントとしてナイトセッショ
ンに組み込まれた。

●中村は、世界ランクを132位まで上げ、力をつけているものの、2回戦進出は
われわれの予想を超える快進撃だった。しかも、初めての本戦出場でありながら、
だれもが憧れるセンターコートでプレーする強運。夢を一度に叶えた中村は、
まさにシンデレラガールだった。

●夢の舞台に立った中村は、さすがに緊張感を隠せなかった。モリクのトップス
ピンやキックサービスへの対応もおぼつかなかった。いきなり0-4の劣勢。
しかし中村には、サービスもストロークも、しっかり打っていこうという姿勢が
見られた。抑えが利かないようなサービスも目立ったが、ラケットを振ろう、
深く打とうという意思は感じられた。

●第5ゲーム。6回のデュースを繰り返した末に、中村は初めてゲームを奪う。
観客席から大きな拍手が起きる。身長が相手より19cmも低い中村への、判官びい
きの声援だった。

●第1セットは2-6で落としたが、第2セットに入ると中村のラケットが振れ
てきた。両サイド両手打ちのグラウンドストロークが、182cmのモリクを振り回す
シーンが増えてきた。モリクの時速180kmのビッグサーブにも、徐々にタイミング
が合ってきた。中村が先に相手のサービスを破り、2-0。そこから2-4とさ
れたが、1ゲーム返して3-4と追いすがる。同情のような拍手、声援はもう聞
かれなくなった。

●中村はリターンのとき、大きく前にステップインしてスプリットステップを行
った。キックサーブの上がり際を捕らえようというのだ。ラケットをはじかれる
シーンもあったが、中村は終始、そのステップインを続けた。後方で守備に徹す
るだけでは勝てない、相手がいくらビッグサーバーでも、リターンから主導権を
握っていこう、そんな中村の積極性が伝わってきた。このステップインは、より
攻撃的に戦おうとする中村のボディランゲージのようだった。

●激しくキックするサービスと、大きく弾むトップスピンには相変わらず苦しめ
られたが、ラリーの質はぐんと上がってきた。モリクのサービスゲームでも、
競る場面が増えてきた。雰囲気や相手のボールに慣れ、同時に中村は、試合の中
で少しずつ向上していたのだろう。

●それでも、第10シードのモリクは盤石だった。5-4で迎えたサービスゲーム
で、モリクはビッグサーブを連発。ラブゲームで試合を決め、中村のシンデレラ
物語は終わった。

●会見場に現れた中村は、さばさばした表情だった。「ボールが重かった!男の
人並みの(ボールだった)。手が痛くなるのではないかと思いました」。去年ま
ではチャレンジャーを主戦場にしていた中村。初めての“ヘビー級”選手との対
戦の素直な感想だった。

●「結果は残念でしたが、すごく楽しく、すごく気持ちよくプレーができました。
もうちょっと自分のテニスが出し切れればよかっったんですが、モリク選手にそ
うさせてもらえなくて。でも、いい経験になったし、またあそこ(センターコー
ト)でプレーしたいと思いました」

●センターコートに立ったことだけが「いい経験」だったのではない。中村は、
こう語った。「勝ちにいこうと思っていたので、(それが)いい経験になった。
次につながると思います」。

●スコアは6-2,6-4のストレート。
トータルポイントではモリクの73に対し、中村は54。小さな差ではない。
しかし、それは決して詰められない差ではないだろう。

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◇ 今日の日本人選手の結果と予定 --------------------------------------◇

[女子ダブルス2回戦]

● Liga Dekmeijere(ラトビア)2-6,2-6 ● Milagros Sequera(ベネズエラ)
宮城ナナ Meilen Tu(アメリカ)

○ Elena Dementieva(ロシア)6-3,6-3 ● Beti Sekulovski
  杉山 愛               Cindy Watson(共にオーストラリア)

○ 荘 佳容(台湾)6-7(1),6-1,7-5  ● Jenette Husarova(スロバキア)
  藤原里華              Elena Linkhovtseva(ロシア)

[男子ダブルス2回戦]

○ 廬 彦勲(台湾)6-3,6-2 ●giorgio Galimberti
  鈴木貴男 Filippo Volandri(共にイタリア)

●全豪オープンの「ライブスコアー」は下記からご覧下さい。
http://www.ausopen.org/en_AU/scores/index2.html

◇ 昨日の結果/お詫びと訂正 ------------------------------------------◇

○ 浅越しのぶ 6-4,6-1   ●Sophie Farguson
Katarina Srebotnik(スロバキア) Jaslyn Hewitt(共にオーストラリア)
昨日配信のメールマガジンで上記試合の勝敗で○●表示を間違えていました
浅越・スレボトニク組が1回戦勝利です

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◆現地取材:広報委員会 / 秋山 英宏
◆編集:  広報委員会 / 八田 修孝

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