■フェドカップ by ＢＮＰパリバ 2018 ワールドグループ（ＷＧ）２部プレーオフ、日本―英国戦は、21日の開幕を前に、会場のブルボンビーンズドーム（兵庫県三木市）で組み合わせ抽選会を行った。日本はシングルスに３月のＢＮＰパリバ・オープン（米国）でツアー初優勝した大坂なおみ（シングルス22位）と、アジア／オセアニアゾーン１部で３勝を上げてプレーオフ進出の立役者となった奈良くるみ（100位）を登録。ダブルスにはアジア／オセアニアゾーンで４戦４勝の加藤未唯（ダブルス55位）、二宮真琴（同40位）組をエントリーした。
■英国はシングルスにジョアンナ・コンタ（シングルス23位）とヘザー・ワトソン（77位）を起用。初日は第１試合で大坂とワトソン、第２試合で奈良とコンタが対戦する。ダブルスにはアナ・スミス（ダブルス48位）、ガブリエラ・テイラー（同499位）を登録した。
■２年ぶりに代表に戻った大坂は「日本でフェドカップを戦うのは初めて。国を代表してプレーするのは楽しみ。今年はテニスを楽しむことができているので、ここでも楽しむことがキーになる。１勝では勝てないので、チームみんなで戦い、みんなで楽しむことが一番」と２日間の対戦を見据えた。
■26歳でチーム最年長の奈良は「日本でやるのは心強い。（兵庫県出身の）私には地元なので、いいプレーをしたいし、この場を楽しみたい。コンタ選手とは何度も対戦し１回しか勝ったことがない（５敗）が、いい準備ができているし、フェド杯は何が起きるか分からないので、思い切って戦いたい」と力強く話した。
■ブルボンビーンズドームを練習拠点にする加藤は「初めての日本でのフェド杯で、ホームコートなので思い切ってやりたい。相手がだれであれ、自分のプレーを強気ですることが大事。監督の思いに応え、のびのびプレーしたい」と話した。
■二宮は「ホームでのフェド杯で緊張もあるが、楽しんで、自信を持ってプレーしたい。この大きな舞台でどれだけ勇気を出せるかがカギ。自分のプレーができるように頑張りたい」と話した。
■土橋登志久監督は「ずっと準備し、分析もできている。あとは選手が元気にコートに立つだけ。明るい、信頼できるチームなので、自信を持って明日を迎えたい。選手が育ってきているので、ワールドグループのレベルにいると思う。（ＷＧの）扉を開くために、明日、あさってが重要」と力を込めた。
■英国のナンバー１、コンタは「国代表としてプレーすることを誇りに思う。素晴らしい経験になる」とモチベーションは高い。第２日に対戦する日本のエース大坂に関しては「昨年だけで２度対戦し（通算で３戦３勝）、どちらもタフな戦いだった。彼女はインディアンウェルズで優勝し、成功を収めた。対戦が楽しみ」と話した。
■英国のアン・キオザボング監督は「大坂選手が注目されるが、奈良選手も同様に素晴らしいテニスをしているし、加藤選手も昨年、（ジャパンウイメンズオープン）で準優勝している。どの選手も素晴らしい。でも、英国も同様に強いチーム。力を合わせて頑張りたい」と対戦を見据えた。
（広報委員会）