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アメリカ・ニューヨークのフラッシングメドウで8月31日から「全米オープン2009」が開幕。2年ぶりの開催となった車いすテニスの男子シングルスで、国枝慎吾が前回に続いてタイトルを獲得しました。
◇車いすテニスの国枝慎吾が07年以来2年ぶりの全米オープン制覇
日本テニス協会 広報委員 秋山 英宏
[車いすテニス男子シングルス決勝]
○国枝慎吾 6-0,6-0 ●マイケル・シェファーズ(オランダ)
チャンピオンズスピーチで、肩を負傷していた相手を気づかった国枝。だが、実は国枝も右ひじを痛めていた。シングルス準決勝で違和感を覚え、ダブルス準決勝は試合中に痛みが増して途中棄権を強いられた。この決勝も痛み止めの薬を飲んで臨んだ。「朝の練習ができず、不安の中でのプレーだった」と国枝。しかし、その影響をまったく感じさせないプレーで、世界ランク3位のシェファーズに完勝した。
「相手の状態があまりにもよくなかったので」と、快勝にも冷静な国枝。「お互いにベストの状態でやれたら一番良かった。でも、自分自身、ケガがある中で、よくやったかな、とは思う。ホッとした気持ちが大きい」と心境を語った。
今季の四大大会は、シングルスのトーナメントを行わないウィンブルドンを除き、全豪、全仏、全米と、シングルスですべて優勝した。まさに車いすテニス界に敵なしだが、国枝は「自分のテニスをいかに進化させるか」と自分に問いかけ、モチベーションを保っている。「1日1日、うまくなること、強くなることが目標」と国枝。「北京パラリンピックの頃のテニスとは相当違う。あの頃の自分と今戦ったら、2セットで勝つ自信がある」との自負もある。車いすテニスの王者は、“テニス道”を究めようとしているかのようだ。
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