JTAレポート:全国小学生テニス選手権・大会レポート
今年の小学生チャンピオンは男子が山崎純平、女子が荒川夏帆
日本テニス協会広報委員
秋山英宏
東京・世田谷区の第一生命相娯園総合グラウンドテニスコートで開催されていた第27回全国小学生テニス選手権は、7月30日に男女シングルスの決勝を行い、男子は山崎純平、女子は荒川夏帆が優勝した。
男子シングルス決勝
| ○ | 山崎純平 (埼玉/春日部市立武里南小) |
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● | 加藤彰馬 (神奈川/横浜市立奈良の丘小) |
山崎の勝負強さと加藤の積極的なテニスがぶつかり合う好試合だった。序盤は、踏み込んでいって高い打点から打ち込む加藤の攻めが光った。一方の山崎は午前中に行われた準決勝の疲れもあったのか、プレーにキレがなかった。「体力的にもきつくて、あまり集中できなかった」と山崎。しかし、セットダウンからの巻き返しは見事だった。「セットを落としても、気持ちを落としているようでは勝てない。切り替えるようにした」。声を出して気持ちを奮い立たせた山崎が、第2セット以降は強打とサーブで圧倒した。悔しい逆転負けに「ミスの数が多い」と反省する加藤。しかし、両サイド両手打ちのアグレッシブなテニスは大きな伸びしろを予感させた。
優勝者スピーチで「タフな大会だったが、その中で勝てたのは大きな自信になる。これで満足せず、上を目指して頑張っていきたい」と話した山崎。全国選抜ジュニアに続く全国制覇で、全日本ジュニアには12歳以下の3冠が懸かる。「体力的にもタフな大会だが、自分のテニスをして、勝ちたい」と力強い言葉が聞かれた。
女子シングルス決勝
| ○ | 荒川夏帆 (東京/江戸川区立臨海小) |
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● | 佐々木遥 (神奈川/藤沢市立鵠洋小) |
両選手とも、しっかりしたグラウンドストロークを持っていた。荒川は164センチの体格を生かした強打で押し込み、精度の高いバックハンドのダウンザラインでウイナーを奪った。佐々木は155センチと小柄だが、全身を効率よく使ったグラウンドストロークには伸びがあった。2セットとも、先行する荒川に佐々木が食い下がる展開だったが、荒川は集中力を切らさず、勝負どころをしっかり押さえた。優勝した荒川は「去年は熱中症で棄権。すごく悔しくて、その悔しさを生かして優勝することができました」とスピーチした。
「大事なところでダブルフォールトしたり、チャンスボールをミスするなど隙があった」と惜敗の佐々木。一方、荒川は「うれしいのが半分、ミスが多くてちょっと反省もしています」と複雑な表情を見せた。「これからはITFジュニアのポイントも取っていきたい。目標はウィンブルドン優勝」という荒川。「自分からポイントを取っていける選手になりたい。ミスを減らして、自信を持って攻めていけるように」。全国の小学生の頂点に立っても、その瞬間から、貪欲に次の目標を見据えていた。
※ 本記事はJTA公式公式メールマガジン「テニスファン Tennis Fan」の記事を元に編集したものです。
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