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International JTA Report 海外レポート
2005.09.12 第23回ユニバーシアード競技大会(2005/イズミル)結果報告

表彰式後のテニスチーム


女子ダブルス/銅メダル獲得
道慶・波形


ミックスダブルス/銅メダル獲得
宮尾・道慶


コンソレーション/金,銅メダル獲得
軸丸・矢部

日本チームの集合写真

トルコ、イズミルで開催されたユニバーシアード。女子ダブルスと混合ダブルスで、銅メダル2個を獲得した日本チームの活躍を同行の道上コーチがレポートします。

ユニバーシアード・テニス競技
日本チーム女子コーチ
道上静香

1.はじめに

8月11日から8月21までの11日間,トルコのイズミルで,第23回ユニバーシアード競技大会が開催された.日本チームからは,男子選手が宮崎靖雄,宮尾祥慈,軸丸真志,酒井祐樹選手の4名,女子選手が道慶知子,矢部由希子,波形純理,前川綾香選手の4名,計8名のメンバーで試合に臨んだ.女子ダブルスの道慶・波形選手,ミックスダブルスの宮尾・道慶選手が見事,銅メダルを獲得した.コンソレーションでも,軸丸選手が優勝,矢部選手が3位という好成績を収めた.前々回(2001/北京)と前回(2003/大邸)ではメダルを獲得できていなかったこともあり,胸を張っての凱旋となった.

2.試合結果

メインドロー

男子シングルス:

 宮崎靖雄 ベスト16

 軸丸真志   2R敗退

女子シングルス:

 波形純理 2R敗退

 前川綾香   2R敗退

男子ダブルス:

 宮崎・宮尾 ベスト8

女子ダブルス:

 道慶・波形  銅メダル

混合ダブルス:

 宮尾・道慶 銅メダル



コンソレーション

男子シングルス:

 酒井祐樹 2R敗退

 軸丸真志 金メダル

女子シングルス:

 矢部由希子 銅メダル

3.試合内容

日本テニス協会は,今年度から新制ナショナルチームを発足させ,チームの理念として,選手の一貫指導体制の確立と育成の観点から,アフタージュニアの強化を掲げ,このユニバーシアード大会をこれまでより重要な大会と捉えていた.2月には強化合宿を開催し,同時に,選手は,積極的に国内外の試合に参加することで,国際ランキング,そして,実力を高めていった.監督・コーチ陣達も,試合の視察を積極的に行ない,選手の技術・体力・コンディショニング等の状況を把握することに努めた.そして,8月3日から6日まで最終強化合宿を行い,結団式に参加した後,翌7日にトルコへ移動した.

トルコは,日中の気温が40度近くになるということで,非常に過酷な状況が予想された.そのため,現地では,暑熱対策として,15分置きにコート上の気温と湿度をチェックし,情報収集を行い,また,練習前後の体重を量ることによって,選手の脱水状況を把握し,練習と同時に綿密なコンディショニングに努めた.加えて,選手は,選手村内でも散歩やジョギング,軽めのトレーニング,マッサージを受けたりする等して,非常に入念な身体のケアを心掛けていた.近年では,熱中症の危険性が取り上げられている昨今において,コート上の気温が50度,湿度が26%という悪環境の中でも,最後まで,体調を崩すものもおらず,元気な姿で帰国できたことは,日本チームとしては,非常に大きな成果といえる.

試合については,男子のドローがリドローとなり,試合スケジュールが大幅に変更するといったアクシデントで,過酷な環境の中で1日3試合という状況を強いられることもあった.シングルスでは,残念ながら,早い段階で負けてしまったものの,選手達は,再度,集中力を高め直し,見事,女子ダブルス,ミックスダブルス,コンソレーションでメダルを獲得することができた.男子ダブルスにおいても,メダルのかかった試合で敗れはしたものの,選手の意気込みがひしひしと伝わってきた試合であり,選手全体のメダル獲得に対する士気をより高める内容のものでもあった.女子ダブルスでは道慶のソフトなタッチと波形の破壊力のあるプレーで,ミックスダブルスは宮尾の強烈なサービスと道慶の巧みなストロークで相手を翻弄し続け,メダルを手中に収めた.また,コンソレーションの軸丸,矢部は持ち前の粘り強いテニスで集中力を落とすことなく試合のコマを前へ前へと進めることができた.

宮崎,宮尾,波形,道慶,矢部は,前回の大会に参加していることもあり,選手村での生活を通しても,連夜のミーティングの内容からもこの大会に賭ける気迫は強く,その思いが,これらの選手のメダル獲得につながったものといえる.

選手は,帰国後の最後のミーティングで,口を揃えて,「チームとして,大きなプレッシャーの中で戦うことができたことは,大きな自信となった.これを機に更にステップアップして頑張りたい」と述べた.

4.最後に

今回は,現地の方々が,「I love Nippon !」と大合唱してくれるほど,日本への熱い応援とサポートがあり,日本チームにとっては,非常に幸せな環境の中で試合をすることができました.そして,試合に臨むにあたって,日本の多くの大会関係者,スポンサーの方々やJTAのサポートがありました.このような多くのサポートがあったからこそ,メダル獲得ができたと感じております.この場をおかりして感謝の意を述べたいと思います.ありがとうございました.

ユニバーシアード監督 右近憲三

男子コーチ 宮地弘太郎

女子コーチ 道上静香(文責、写真)

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