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2006.08.04 全国小学生テニス選手権・大会レポート

















今年の小学生チャンピオンは男子・村松勇紀、女子・尾崎里紗

日本テニス協会広報委員・フリーライター
秋山英宏

長い梅雨がようやく明けた7月30日、東京・世田谷の第一生命相娯園総合グラウンドで第24回全国小学生テニス選手権大会の男女決勝が行われた。男子は、去年の優勝者で第1シードの村松勇紀が男子では史上初となる2連覇を達成。上位シード同士の対戦となった女子は、第1シードの尾崎里紗がファイナルセット1-5の劣勢を挽回し、逆転勝ちした。


男子シングルス決勝


村松勇紀
(柏市立
旭東小)
6-1 6-1
遠藤実
(四日市市立
常磐西小)

 

失セット0、準決勝と決勝の2試合で失ったのはわずか3ゲーム。男子シングルスは村松の圧勝だった。決勝で顔を合わせた遠藤実は、鋭い読みと集中力で第2シード松浦優太、第4シード守谷総一郎を倒してきた選手。決勝でも、決してあきらめない粘り強さを見せた。しかし、村松のグラウンドストロークの展開力が遠藤の粘りを封じる。トップスピンで左右に振り、とどめはダウンザライン。ムーンボールとドロップショットなど、前後左右の揺さぶりも効いた。

「サーブで攻撃することと、大事なところでフォアハンドで打っていくことを心がけた」と村松。去年から身長が10センチ伸びたという村松のサーブとグラウンドストロークは攻撃力を増し、自分からポイントを取りに行く積極的な姿勢が見られた。「一番優勝したい大会だったので、うれしかった。去年は、優勝したいという気持ちが今年ほど強くなかった。去年より全然うれしいです」と淡々と話す村松。コート内外での落ち着きは、小学生ながら風格を感じさせた。





女子シングルス決勝


尾崎里紗
(神戸市立
つつじが丘小)
6-4 0-6 7-6(2)
小和瀬望帆
(三郷市立
前間小)

 

女子決勝は劇的な展開になった。第1セットは尾崎のパワフルなグラウンドストロークが上回った。しかし第2セットに入ると小和瀬望帆のスピードがトップギアに入り、尾崎を圧倒する。決着は第3セットへ。ここまで対戦相手を圧倒してきた両選手が、初めて経験するファイナルセットだった。第4ゲームに最初のヤマがあった。何度もデュースを繰り返したこのゲームは、リターンからの積極的なプレーを見せた小和瀬が制し、3-1。ペースを握った小和瀬は5-1まで引き離す。

しかし、尾崎はあきらめない。4ゲームを連取し、5-5。タイブレークでも尾崎が主導権を握り、見事な逆転勝ちを収めた。1-5となったときも「逆転するという気持ちがあった」と尾崎。ロイヤルヒル'81TCで尾崎を指導する川原努コーチも「内容では相手が上だった。負けず嫌いな子なので、気持ちで挽回した」と話す。本格的な練習に取り組んで、まだ1年。関西地区予選の第13シードから全国大会に勝ち進んだ尾崎が、大きな花を咲かせた。逆転負けを喫した小和瀬は「勝ち急ぎがあった。(ポイントを)取らなきゃ、というのがあって硬くなった。もう1回やりたい」と振り返る。だが、その表情に落胆の色はない。この敗戦が成長の糧となるだろう。

男子コンソレーション決勝


内田海智
(交野市立星田小)
6-4
馬陽
(八王子市立南大沢小)

女子コンソレーション決勝


前田貴優
(印西市立高花小)
6-3
河内ほのか
(京都市立羽東師小)


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