第20回テニス日本リーグ決勝トーナメントを振り返って
大会ディレクター 磯部修一
第20回記念大会の企画として出場枠を広げ、男子は6チームが決勝トーナメントに出場した。(例年は4 チーム)男子レッドブロックからソニー、ミキプルーンそしてワールドとの接戦を制した協和発酵が入ってきた。ブルーブロックからは北日本物産、伊予銀行、三菱電機が上がってきた。
女子のレッドブロックからは日本リーグに復帰した北日本物産が全勝で、そして昨年の覇者荏原が入ってきた。ブルーブロックでは島津製作所と最終戦で東京海上日動を3-0 で下した明治安田生命が初の決勝トーナメント進出を果たした。
いよいよ決勝トーナメントが始まり17日(金)には、[ミキプルーン]対[三菱電機]、[伊予銀行]対[協和発酵]の男子準々決勝2 試合が行なわれた。ミキプルーンのNo.1 添田、No.2 石井両選手が三菱電機を圧倒した。伊予銀行対協和発酵戦では、No.1 は伊予銀行が取ったが、No.2 では協和発酵の横井選手が第2セットをタイブレークで落としながらもファイナルセットを気力でもぎ取り、またダブルスでも逆転でものにして準決勝に進んだ。
18日(土)の準決勝4試合が始まる前に日本女子体育大学のチアリーディング部「タンボイズ」が40人余の多勢で若さあふれ元気で華麗なる演技を披露してくれた。高いピラミッドやラインダンスなどで観客、選手から拍手喝采を受け、試合のスタートを大いに盛り上げてくれた。19日(日)には日本大学応援リーダー部チアリーディングチーム「ディッパーズ」が同様に若さあふれる演技で観客を楽しませてくれた。
18日(土)の準決勝ソニーと協和発酵では、ソニーのウドムチョクダナイ選手、ルーエンスン選手が圧倒的な強さを見せた。協和発酵は、ダブルスを逆転で勝利し一矢を報いた。北日本物産とミキプルーンの試合は激戦となった。No.2 北日本物産の岩見選手はミキプルーン權選手に第1セットを取られたが、応援団の声援に元気をもらい、第2第3セットをもぎ取り貴重な1勝をあげた。No.1 の試合ではミキプルーンの添田選手が鋭いストロークで北日本物産の本村選手を打ち破った。勝敗はダブルスに懸かったが北日本物産の加藤・古川組が応援と気合でミキプルーンの石井・加藤組を上廻りストレートで下した。
女子の準決勝[北日本物産]対[明治安田生命]は、北日本物産が圧勝した。[島津製作所]対[荏原]は荏原のNo.2 高瀬選手、No.1 久松選手が危なげなく勝ち2勝をあげた。ダブルスは島津製作所の小森・猪野組が意地を見せてストレートで石崎・藤代組を破った。
19日(日)には決勝戦、3位決定戦が行なわれた。決勝戦[ソニー]対[北日本物産]はNo.2 シングルスから始まったが、ソニーのルーエンスン選手が長身から繰り出すサーブをコーナーに決め、正確で深いストロークと相俟って北日本物産の岩見選手を下した。No.1 の試合では北日本物産本村選手がループの深いボールでソニーのウドムチョクダナイ選手に調子を出させず、第1セットを取った。第2セットもシーソーゲームで本村選手がもう一歩で取りそうな場面もあったが、結局ウドムチョクダナイ選手がタイブレークで制し、ファイナルに入った。ファイナルセットでは体力的にも勝るウドムチョクダナイ選手が6-2で取りソニーの初優勝が決まった。両チームとも大勢の応援団が詰めかけ一球毎に歓声を上げ見ごたえのある応援合戦を展開してくれた。(ダブルスは時間の関係から1セットが終わったところで打ち切りとなった。)
女子の決勝戦は2度目の[北日本物産]対[荏原]となった。No.2 は北日本物産の高雄選手が新人らしく元気あふれる動きで荏原の高瀬選手を下した。No.1 対決は北日本物産の藤原選手が大事なところでエースを決め荏原の久松選手を振り切った。ダブルスも北日本物産飯島・井上組が荏原石崎・藤代組をストレートで退けた。
大会を終えてみると、男子ではテニス部創部50 周年のソニーが初優勝を飾り、女子では日本リーグに復帰した北日本物産が2 年ぶり3 度目の覇者となった。試合内容も好カードの連続に加えて団体戦としての応援合戦が独特の雰囲気を作り大いに盛り上がった。東京体育館に足を運んでくれた入場者は延べ約1 万名を数える。土曜日の夜には東京都が呼びかけて集まった親子ファンに対し、選手によるテニスクリニックも行った。全体を通して着実に発展して来ていることを実感した大会であった。
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「テニス日本リーグ・明日決勝戦!」
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