【イスタンブール・オープン】
(4月30日~5月6日・イスタンブール、トルコ)
■男子ツアーのイスタンブール・オープン(トルコ)シングルス決勝で、ダニエル太郎(エイブル)がマレク・ジャジリ(チュニジア)を7-6(4)、6-4で下して優勝した。25歳のダニエルはツアー初優勝。日本男子のツアー優勝は昨年7月の杉田祐一(三菱電機)以来で、松岡修造、錦織圭(日清食品)、杉田に続く4人目。また、同じ大会のダブルス決勝では、第1シードのマクラクラン・ベン/ニコラス・モンロー(米国)組がドミニク・イングロット(英国)/ロベルト・リンドステット(スウェーデン)組に6-3、3-6、[8-10]と逆転負けして準優勝だった。内山靖崇(北日本物産)と組んで昨年の楽天ジャパンオープンに優勝しているマクラクランは、今季2度目、通算3度目の決勝でツアー2勝目はならなかった。
■ダニエルは得意のレッドクレーの大会で本領を発揮した。1回戦でマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を7-5、6-3で下すと、2回戦では第4シードのアルヤジ・ベデネ(スロベニア)に6-2、6-2と快勝、準々決勝ではロジェリオ・ドゥトラシルバ(ブラジル)に1-6、6-1、6-4と逆転勝ちして、ツアー初のベスト4進出を果たした。準決勝ではジェレミー・シャルディー(フランス)との2時間33分の試合に6-3、4-6、6-4と競り勝つと、決勝では初対戦のジャジリを相手に粘り強いプレーを展開、2時間22分を要しながら34歳のベテランをストレートで退けた。
※写真は全豪オープン時のもの
(広報委員会)