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【全米オープン】車いすテニス女子単で上地結衣が3年ぶりの優勝

【全米オープン】車いすテニス女子単で上地結衣が3年ぶりの優勝

【全米オープン】
(8月28日~9月10日・ニューヨーク、米国)

[車いすテニス女子シングルス決勝]
○上地結衣 7-5,6-2 ●ディーデ・デフロート(オランダ)

■全米では初優勝の14年以降、リオ・パラリンピックのため開催されなかった16年を除き、3大会連続の決勝進出。相性のいい大会で、上地が今季の四大大会で3つ目のタイトルを手にした。タイプは違うが両者ともストローク力があり、サーブにやや難点があるため、ブレークが相次ぐ展開になった。上地は第1セットは4度、第2セットは3度ブレークに成功した。第2セットはサービスゲームも安定し、ウィナーも多いがエラーも多いデフロートを圧倒した。

■優勝の瞬間、引き締まった表情が笑顔に変わり、観客席を向いて左腕を突き上げた。第1シードからの優勝とあって、冷静に喜びを噛みしめた。会見場でも落ち着いて試合を振り返った。「14年はガムシャラにプレーして勝つことができたので、素直にうれしかった。今は、自分の課題もよくないところも見えながらの試合。先を見据えることを考えたら、今の方が内容も気持ちも、いい形でプレーできている」。20年の東京パラリンピックを視野に入れ、新しい車いすを試し、技術を磨きながらのツアー生活。歓喜は本番まで取っておくのか。それでも「久しぶりの全米で優勝できたことは、すごくうれしい」と明るい笑顔を見せた。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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