ジャパンウイメンズオープン2022 / Japan Women’s Open Tennis 2022

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【2016/9/18】第7シードのマクヘールが逆転勝ちで初優勝

【2016/9/18】第7シードのマクヘールが逆転勝ちで初優勝

【シングルス決勝】
○クリスティナ・マクヘール(米国=53位) 3-6、6-4、6-4 ●カテリナ・シニアコバ(チェコ=65位)

■雨のために開始が1時間余り遅れ試合は第1セット、シニアコバのペースで進んだ。得意の強打でマクヘールを追い込んで第1セットを先取すると、第2セットも先にブレークして3-0とリードした。このあたりから粒の大きな雨が落ちてきて、第4ゲームのマクヘールのサービスでは、シニアコバが雨で集中力を切らしたような気のないプレーでミスを連発。マクヘールが1ゲームを取ったところで試合が中断した。

■この中断が流れを変えた。劣勢だったマクヘールはプレーを変えた。「(相手に押されて)ベースラインの後ろに下げられていたので、ライン近くに立ってプレーした」。ラリー戦ではそれまで相手に主導権を取られていたので、自分から先に展開した。「何かを変えないと、そのまま負けてしまうから」とマクヘールが開き直った。

■マクヘールがウイナーを連発したわけではない。ただ、ラリーをしぶとくつなぎながら、シニアコバを左右に振った。守備力の高いシニアコバだけに厳しいショットも返ってきたが、徐々に強引なショットでのミスが増えてきた。このセットの第8ゲーム、2度のデュースの末にマクヘールがブレークバックして4-4とすると、試合の流れは逆転した。第10ゲームではシニアコバがミスを連発、マクヘールが第2セットを取り返すと、第3セットは一気に4-0と走って試合の大勢を決めた。

■ツアーのシングルス決勝は14年2月のメキシコ以来、2度目。初優勝に「エキサイティング」と興奮気味のマクヘールは、「優勝は予想もしていなかった。今週はスーパー・ロング・マッチばかりのタフな一週間だった」と大会を振り返った。1回戦、2回戦はファイナルセットがタイブレークという綱渡りの勝利だった。準々決勝、準決勝も先行しながら追いつかれてフルセットを戦ってきた。試合後のコメントは毎回、「タフマッチ」だった。

■4年前に24位まで上がったランキングは、けがなどもあって今は53位に下がっている。「ランキングのアップダウンはあったが、一生懸命練習してきた結果がタイトルにつながった。この優勝でランキングがどうなるか楽しみ」。この後もアジアで4大会に出場するマクヘールは「この勢いに乗ってベストを尽くしたい」と意気込んだ。

(広報委員会)

本記事は、日本テニス協会メールマガジン「Tennis Fan」の抜粋です。「Tennis Fan」の購読ご登録はこちらから!
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