[Skip Navigation]
強化本部
強化本部長 坂井 利郎

強化本部長 坂井 利郎


強化本部の最大目標は、何と言っても昨年立ち上げたG-Projectの推進と達成であります。1920年に日本人最初のメダルを熊谷一彌・柏尾誠一郎選手が獲得して以来、92年ぶりのメダル獲得を目指します。3年目を迎えた味の素NTCでの強化も、ジュニア中心に少しずつ軌道に乗りつつあります。しかしながら、オリンピックでメダルを獲るということは並大抵のことではありません。来年のロンドンオリンピックは、2012年6月11日時のATP・WTAランキングにより選手が決定されます。従って、今年は出場権獲得を目指しランキングを上げる事と、目指す女子ダブルスでの特別な強化策の推進であります。とはいうものの、男子でのメダル獲得も密かに目指しております。強化のポイントは、徹底的に体力強化に努めることによって練習量を増やし集中力を高める、当たり前の練習の積み重ねであります。更にテニスの原点であるコントロール、そして世界への突破口はビッグサーブに対するレシーブ練習にあると考えます。既にG-Project合宿を重ねており、実際に効果が生まれつつあります。

男子で世界ランキング100位以内3人、女子で4人を出来るだけ早期に達成し、グランドスラム大会とツアー大会での上位選手との対戦を通じ地力を上げて行きたいと思います。

各担当ナショナルコーチ・スタッフ全員が一丸となってリオデジャネイロオリンピックでの金メダル奪取の夢実現に向けてスクラムを組みスタートしております。

強化指導指針IIIが発行されました。やはりジュニアからプロまでの更なる充実した一貫指導体制の確立と推進が、中長期にわたり重要であります。ジュニアデビスカップ・ジュニアフェドカップ、ワールドジュニア男女とそれぞれ団体戦を通じた強化を、ジュニア憲章を忘れることなく推進したいと思います。やはり強いだけでなく、マナーを含めたフェアな選手を求めたいと思います。その他、新設の技術・サイエンス・タレント発掘委員会がスタート致します。

当本部は、クラブJTA委員会、ワンコイン制度推進委員会の集めた資金等 を財源として活動しております。より一層のサポートをお願いするとともに最大 限の効果を生めるよう大切に使わせて頂きます。


ナショナルチーム
ナショナルチームGM 村上 武資

ナショナルチームGM 村上 武資

ナショナルチーム強化活動について

・味の素NTCにおいての強化活動の充実
・G-Projec(t 移動型NTCの実現)
・スポーツマンシップの醸成

ナショナルチームは以上の3つを重点に置いて強化体制を構築し、各カテゴリーでの目標を明確にして成果を上げていきたいと考えています。


味の素NTCにおいての強化活動の充実

ナショナルチームの目標は、オリンピック、デビスカップ、フェドカップ、ジュニアの各世代のチーム戦で常に「TEAM JAPAN」として戦い世界を舞台に活躍する事です。

来年に迫るロンドンオリンピックではメダルを目指し、デビスカップ、フェドカップではワールドグループに返り咲く事を念頭に置いて強化を進めて行きたいと考えています。

その為には、日本の強化の中心である味の素NTCでの日々の練習とトレーニングが大変重要になってくるのは言うまでもありません。限られたコート面数の中で如何に成果を上げるかは、選手はもちろん我々指導者の姿勢も問われると思います。世界各国を遠征、視察をする中で日本選手を今後どう育成していくかを絞り込み、見極めて、ビジョンを持ちながら強化の現場を充実させて行きます。

また味の素NTCの最大の利点でもある他競技との連携も図りながら情報を共有して、取り入れるものは積極的にトライして味の素NTCでの強化活動を充実させていきたいと考えています。

24年度からは、より強化を充実させる為にトレーニングコーチとの契約も考えていきたいと思います。


G-Projec(t 移動型NTCの実現)

昨年7月に発足したG-Projectがもう直ぐ1年を迎えます。

この1年で森田あゆみ、土居美咲、奈良くるみを中心に2016年のリオ五輪を目指して強化を進めて来ました。中でも土居美咲の昨年の成長は目覚しく、WTAランキングにおいても130位以内に位置し、当初の目標であった150位をクリアし、全仏オープンでも本戦で戦う事が出来ました。

またジュニア世代でも、今年の全豪ジュニアのダブルスで決勝に進むなどG-Projectとしての取り組みの成果が徐々に表われてきました。今後この成果をより挙げて行く為には、現在味の素NTCで行っている体制を、国内外を問わず「移動型NTC」としてより強固な形にしていくしかないと考えています。もちろん資金も大変ですが、皆様のご理解、ご協力を頂きながらこの体制を実現して2016年の金メダルを目指して行きたいと強く思っています。


スポーツマンシップの醸成

これは、前ゼネラルマネージャーの竹内映二デビスカップ監督からの継続です。

先日JTAのS級エリートコーチレベルアップ研修会で講義をして頂いた広瀬一郎氏の著書にもありますが、スポーツは、相手、審判、ルールを尊重し、お互いを認めることで成り立つのです。我々コーチは、ただスキル・戦術を教えるだけでなくスポーツマンシップの指導者でもあります。また我々は、諸先輩が作り上げてきた誇るべきテニスの伝統や歴史を今の若い選手、ジュニア達に継承していく義務もあると考えています。

スポーツを通して「人間力の向上」、人間として総合的な力を身につける事の大切さも色々な視点から追求していきたいと思います。

最後になりますが、ナショナルチームをサポートして下さる皆様への感謝の気持ちを忘れずにゼネラルマネージャーとしてリーダーシップを発揮し、現場でもナショナルチームを引っ張って行ける様に精進していきたいと思います。

今後とも皆様方のご理解、ご協力を宜しくお願い致します。


デビスカップ
デビスカップ監督 竹内 映二

デビスカップ監督 竹内 映二

男子強化

味の素NTCにおける定期的なチーム活動が実り始め、2010年の9月のジュニアデ杯において岩本監督率いる日本チームが見事に初優勝を果たしました。

選手自身の毎日の努力と、プライベートコーチ・ナショナルコーチ双方の献身的な努力なしでは成し遂げられなかったことだと思います。今後も、A代表選手からジュニア代表選手まで幅広いカテゴリーでの強化策を実行していく必要があり、我々は昨年度より引き続いて価値観をぶらすことなく、以下に示した7つの総合的な強化策を実行します。

  1. 現在の日本のトッププレーヤー達のモチベーション・体力の維持
  2. デ杯合宿やその他の合宿を利用した男子全般の強化とレベルアップ<
  3. 国内外ツアー遠征を利用しての強化
  4. ジュニア代表選手のスムーズな一般大会への移行
  5. ITFジュニアでのトップランク進出
  6. 低年齢からのITFジュニアへのチャレンジ
  7. ワールドジュニア・ジュニアデ杯での安定した成績

この中でも「選択と集中」という意味での戦略的取り組みとして対象選手を絞り込んだ強化を行います。特に今年はロンドン五輪の前年で出場権を得るために大事な年であり、何としても出場権を複数確保したいと思っており、このために強化対象者の絞り込みを行った強化活動を実施します。具体的には、代表選手の中でも重点強化選手を指定し、海外遠征まで含めたツアーサポートを行います。また残念ながら味の素NTCはハードコート2面のみしか自由に活用できないという状況ではありますが、ジュニア代表に関しても味の素NTCを中心としたチームでの活動をより推進し、将来の代表候補を育てていく活動を行っていきたいと思います。


フェドカップ
フェドカップ監督 村上 武資

フェドカップ監督 村上 武資


フェドカップ監督として、3年目を迎える事になりました。

昨年の2月にアジア/オセアニア予選を優勝しながら、4月のワールドグループ・プレーオフではアイスランドの火山灰の影響で、スロベニアに試合の前日に到着するという形になり、万全な状態で臨む事が出来ませんでした。この悔しさをチーム全員がバネにして今年のアジア/オセアニア予選も優勝する事が出来ました。

あくまでも今年の目標はワールドグループへの返り咲きです。7月のアルゼンチン戦には万全の体制で臨める様に良い準備をしていきたいと考えています。

一方、女子全体の強化は昨年G-Projectが立ち上がった事で、フェドカップ以外でも強化合宿として味の素NTCを中心に強化を進める事が出来る様になりました。合宿ではジュニアからフェドカップ代表選手まで各年代が集まり、お互い刺激し合いながら切磋琢磨でき、私が監督になった2009年に掲げた「TEAM JAPAN」として”気づく“ ”感じる“ ”学ぶ“ ”知る“をキーワードにして、選手1人1人が自分のレベルアップの為に取り組んだ合宿になっていると確信しています。

今後もこの強化活動を継続して更にレベルアップを図りながら、フェドカップチームがワールドグループの定着に向けて何が必要かを常に探りながら監督としても「学ぶ姿勢」を忘れずに精進していきたいと思います。

宜しくお願い致します。


ユニバーシアードチーム
ユニバーシアード総監督 右近 憲三

ユニバーシアード総監督 右近 憲三


今年の8月、中国の深 において第26回ユニバーシアード競技大会が行われます。今回の目標は「複数のメダル獲得と銀メダル以上を!」です。

ユニバーシアードチームでは、強化指導指針にも記載されている「人間力」の向上に則した強化活動を行っています。2005年イズミル大会で女子ダブルスの銅メダルを獲得した波形純理が、今年1月の全豪オープンで本戦にストレートインし、2月のフェドカップで日本代表入り、そして5月の全仏オープンでもストレートインになるなど活躍し、大いにユニバーシアードチームの選手たちに刺激を与えてくれています。

前回のセルビア大会では、宮村美紀・青山修子ペアが女子ダブルスで銅メダルを獲得しました。今年は女子が、青山修子、石津幸恵、桑田寛子、高畑寿弥(補欠、井上明里)、男子が、仁木拓人、片山翔、伊藤潤、遠藤豪(補欠、奥大賢)が出場予定です。現在WTAダブルスランキング93位に入った青山を軸とした女子ダブルス、先日の岐阜国際女子5万ドルでシングルス優勝の石津、カザフスタンフューチャーズでシングルス準優勝の仁木、グアムフューチャーズでシングルス準優勝の伊藤、京都チャレンジャーで予選を突破し2回戦まで進んだ片山など、少しずつではありますが、結果も出てきつつあります。

昨年末は早稲田大学コートをお借りして男女合同合宿、特にミックスダブルスを中心とした強化を実施しました。今年1月には恒例となったフィールドテスト及びラボテストを中心とした測定合宿を、テクニカル・サイエンスサポート委員会、国立スポーツ科学センターのサポートを得て実施しました。また4月、恒例であった女子岐阜合宿を今年は男女合同合宿として実施し、続く岐阜国際女子5万ドルにおける女子の好成績につながりました。

いよいよ本大会、メダルの数と色を変えられるようユニバーシアードチーム一丸となってチャレンジします。多くの方々のサポートに感謝しています。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


ユニバーシアード男子チーム
ユニバーシアード男子監督 宮地 弘太郎

ユニバーシアード男子監督 宮地 弘太郎


ユニバーシアードチームとしての本大会(深 /中国)での目標は、男子シングルス入賞、ダブルスと混合ダブルスにおいてメダルを獲得することです。その為の具体的な達成課題は、世界ランキングでシングルス600~700位台、ダブルスで500位台、フューチャーズでシングルスベスト4以上、ダブルスで優勝することです。現段階において、これらの課題はクリアされつつあります。また前回大会終了後から、メダル獲得にもっとも近いとされる混合ダブルスと男子ダブルスでの強化合宿を数回実施し、チーム内の連携も良好です。2005年に日本テニス協会が掲げた強化目標の一つである『アフタージュニア強化』にあるように、今後も本大会以降の国際大会、国内主要大会、及び次回大会(カザン/ロシア)では、今以上の成績を収め、ナショナルA、Bチームへ食い込む選手を育成できるよう、ユニバーシアードチームと、各主力大学指導者と連携して行きたいと思います。


ユニバーシアード女子チーム
ユニバーシアード女子監督 道上 静香

ユニバーシアード女子監督 道上 静香


ユニバーシアード女子監督の道上静香です。一昨年、開催された第25回ユニバーシアード競技大会(2009/ベオグラード)では、女子ダブルス(宮村美紀・青山修子)で銅メダル、混合ダブルス(宮村美紀・会田翔)で入賞、女子シングルス・コンソレの部(井上明里)で優勝を果たし、メダル獲得という1つの目標を達成することができました。今年は、第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深 )が開催されます。すでに、代表選手も選出され、前回を上回る競技成績を残すことを目標に強化活動が実施されています。また、本大会が終われば、次大会へ向けた選手発掘が行われます。ナショナルチーム、各大学、学生テニス連盟と連携を図りながら、学生のトップ選手の強化と教育に尽力していきたいと思っております。何卒よろしくお願い申し上げます。

女子チームの今年の目標は、下記の3点です。

  1. 第26回ユニバーシアード競技大会(2011/深 )において金メダル獲得を果たすこと
  2. 男子チームとの連携を図り、混合ダブルスの強化活動を展開すること
  3. 強化指導指針の強化目標「高い競技能力を持った競技者の育成」と「人間的にも資質の高い人材の養成」を踏まえ、人間的魅力を持った学生の教育を実施すること

技術・サイエンス・タレント発掘委員会の仕事も兼務しています。こちらでは、現場と科学の融合を大切にしながら、ジュニア及びユニバーシアード選手を中心としたサポートに従事していく所存です。


ジュニアデビスカップチーム
ジュニアデビスカップ監督 岩本 功

ジュニアデビスカップ監督 岩本 功


2010年の就任から今年で2年目となります。去年は、「世界大会出場ベスト4」を達成目標として活動してきました。その結果、アジア・オセアニア予選で優勝し、世界大会でも、優勝する事ができました。実際にプレーした選手の個人的な努力はもとより、強化合宿、海外遠征そしてホームコーチとの連携などといった、いわゆる組織が機能的に連動した事が、勝因だと考えられます。関係者各位に心から感謝いたします。

しかしながら、今年のアジア・オセアニア予選では、世界大会出場はもちろん 優勝を目指しましたが、惜しくもオーストラリアに2-0で敗れ、準優勝に終わりました。しかし、具体的な課題も明らかとなりましたので、現在、課題を克服するべく、努力しております。

2011年ジュニアデ杯チームの達成目標としては、世界大会でベスト4以上の成績を収める事としました。 その為には、ダブルスの強化(フォーメーション)、サービスからの展開力、ディフェンス力を身につける等、技術面の向上と体力面の強化など、経験を積ませる事が必要不可欠です。

今年も味の素NTCでの強化合宿、体力測定を含め、個人個人とのトーナメントのスケジューリング、海外遠征、ホームコーチとのコミュニケーションを密にし、ナショナルチーム一同、今まで以上に強化に取り組んで行きたいと思います。


ジュニアフェドカップチーム
ジュニアフェドカップ監督 駒田 政史

ジュニアフェドカップ監督 駒田 政史


今年度は、グランドスラムジュニア、ジュニアフェドカップという国際大会の最高峰で好成績を出すことに加えて、一般の国際大会に挑戦することも目標にジュニアの強化に努めていきたいと思います。

国際大会は日本のジュニアが世界でどのレベルにあるのかを判断する材料になるため、非常に重要な大会です。結果だけにとらわれず、日本人プレーヤーのプレーのクオリティー、ボールのクオリティー、動きのスピード、テクニックの幅、パワー、ゲーム性などあらゆる要素を世界基準で比較できる良い機会です。

現時点でジュニアフェドカップやジュニアグランドスラムで上位進出を果たすための課題としては、“攻撃力の強化”が挙げられます。年々攻撃的になっている世界のレベルに対抗するには、相手より先に展開して先手をとることが必要だと感じています。体格的に劣る日本人選手が海外の選手に先手をとるためには、スピードの変化、回転の変化、タイミングの変化、角度、深い浅い、高い低いなどを上手くミックスさせ戦術的な要素で相手を上回る必要があります。

特に重要なのはサーブとリターンからの攻撃力をつけることです。サーブでオープンコートを作り攻撃する戦術を可能にするテクニック、相手のセカンドサーブをアタックして主導権をとるテクニックをつけることに重点を置いて強化に努めていきたいと思います。

また、この時期の国際大会での経験が重要であるため、ナショナルチーム遠征で様々な国の様々なプレーヤーと対戦する機会を少しでも多く与えられるように努力していきたいと思います。


ワールドジュニア男子チーム
ワールドジュニア男子監督 櫻井 準人人

ワールドジュニア男子監督 櫻井 準人


監督就任5年目にして、マレーシア(クチン)のアジア/オセアニア予選(5月2日~7日)で準優勝を成し遂げ、世界大会出場権を獲得しました。3年連続の世界大会出場で、今年は初めての2位通過により、世界大会では5~8番シードに入ることが出来、上位進出を狙える位置です。

味の素NTC設立と共に年々、計画的な合宿スケジュールや遠征スケジュールにより、各選手と保護者、ホームコーチと連携を取るように努めています。

将来を見据えて如何に身長差をカバーしていくかを、ショットの質(正確性)、精神的な強さ(緊張下での判断)、ゲーム性(相手にプレッシャーをかける)を中心に教育&育成し、年齢に応じたトレーニングを冬から継続して行っています。U12からU17までの合宿を時折合同で行い、選手間の連携を取り、常に将来へのVisionを持つようにしています。

国内での大会では全国選抜ジュニア、RSKを中心に視察し、地域合宿では各地域のコーチの皆さまとコミュニケーションを取らせて頂き、ナショナルチームの海外遠征で得た情報を皆さまに伝えられるように、映像を交えて話させて頂いています。

代表選手の海外遠征は、様々な違う環境と状況で、粘り強さと強い勇気が問われることが多いです。少しでも選手が自分で乗り越えるように、日頃から予想できる状況を準備して、訓練してから送り出したいと考えています。


ワールドジュニア女子チーム
ワールドジュニア女子監督 中山 芳徳

ワールドジュニア女子監督 中山 芳徳


昨年度に引き続き、ワールドジュニア女子監督をさせて頂くこととなりました。日本の14歳以下の女子は、アジアでも世界においても高い水準のプレーをパフォーマンスする事ができます。しかし日本という国が、テニスの中心であるヨーロッパやアメリカなどの欧米諸国から遠く離れた所に位置し、日本のジュニア選手が、それらの諸外国の選手のように常にインターナショナルの中でのコンペティションを経験する事が難しいのが現状です。我々の課題としては、いかに選手達により多くのインターナショナルでの経験する機会を与え、世界の中でどのように戦っていくべきなのか肌で感じ、一人でも多くの選手が世界基準でのパフォーマンスをしていく事です。それが国内のコンペティションの質を高め、日頃の練習も世界基準で行われていく事、つまり世界の中で戦っていくことをイメージしてトレーニングしていく事につながって行くと考えます。ですから、今年の目標としましては、『ワールドジュニアのアジア/オセアニア予選を通過し、世界大会出場』を筆頭に、その他の国際大会を通して、選手達に世界で戦いぬいていくには何が必要かを少しでも多く伝え、ホームコーチの皆様のサポートと連携を少しでも多くし、低年齢から日本のテニスが世界へ向かって行くべく活動する事です。そして常に世界で戦えるタフな選手育成をモットーに活動していきます。

  1. 国際的に通じる考え方を育てる(オープンマインド、インタグレーション)
  2. 世界基準での選手育成のプログラム・システムの構築へ向けての取り組み
  3. 地域・ホーム・家庭との連携:情報の共有と密なコミュニケーション
  4. 選手の海外活動でのサポート
  5. テニス並びに他の分野での情報収集

この5つを活動の主なテーマとし、取り組んでまいりますので、よろしくお願 いします。


テクニカルサポート
テクニカルサポート委員長 池田 亮

テクニカルサポート委員長 池田 亮


テクニカルサポートスタッフの役割に関して

本年度より新設されたテクニカルサポートスタッフは、昨年度まで設置されていたテクニカルサイエンスサポートの現場サポート機能のみを分割して扱う部署となり、ナショナルチーム内において選手・コーチのサポートを行う集団になります。

「テクニカル」という名称は皆様にあまり馴染みが無いかと思いますが、この名称の源流はJOCが制定したゴールドプランステージ1において提唱されているスタッフ制度であり、コーチング担当者、マネジメント担当者、医科学研究者の間を仲立ちし、選手強化のために文字通り「技術」として現場に適応させるための役割を担います。詳細は是非一度JOCのホームページにて配布されているゴールドプランをご覧下さい。

具体的な活動としてはナショナルチーム活動におけるフィジカルトレーニングやケア、アスレティックリハビリテーション、分析のための試合映像の撮影などを行う事が活動となり、コーチや選手を現場においてサポートする活動を行います。

本年度は来年開催されるロンドン五輪の出場権の獲得のために重要な1年であり、出場権を獲得し、ナショナルチームの目標であるメダル獲得につながる有機的なサポートを行っていきたいと思います。


技術・サイエンス・タレント発掘委員会
技術・サイエンス・タレント発掘委員長 竹内 映二

技術・サイエンス・タレント発掘委員長 竹内 映二


昨年度までのテクニカルサイエンスサポートの機能を分割し、ナショナルチームの現場サポート機能をテクニカルサポートとしてナショナルチーム内に残し、競技者育成プログラムの推進や調査研究という中長期的ビジョンが必要な機能を本委員会で受け持つことになりました。事業内容も精査され、ビジョンを示すだけではなく、ナショナルに直結する競技者育成プログラムの推進事業を実行する委員会となるべく、以下の事業の実行や補助を行います。

  • モデルケーストレセン構築事業(西日本トレセン)
  • ジュニアテニスのスポーツ医・科学情報の推進・啓発事業
  • ジュニア選手の傷害予防のための調査研究事業
  • スポーツ医科学情報の受発信とインフラ整備事業
  • トップジュニアテニス選手を対象としたスポーツ科学的サポートに関する調査研究
  • ジュニアテニスのスポーツ医・科学情報の推進・啓発と障害予防のための調査研究

中でもモデルケーストレセン構築事業は競技者育成プログラムの中核を担うブロックトレセンとエリアトレセンをスポーツ振興くじ(toto)の助成制度を利用して実行する事業になり、育成段階にある競技者にとって身近であるブロックレベルでの自発的な競技者育成活動をナショナルコーチを含めてJTAが直接支援する事業になります。本年度は島根、愛媛、兵庫ブロックで連携し、ビーンズドーム三木を拠点とした西日本トレセン活動を行い、今後のトレセン活動のモデルケース作りを進める予定です。


ジュニア委員会
ジュニア委員長 井上 喜代志

ジュニア委員長 井上 喜代志


「発掘、育成、強化の最先端は都道府県にある。都道府県での、これらの諸活動が盛んになるように支援することや、そこでの機能性を高めるためのシステム作りを、私たちJTAジュニア委員会は担う。JTAはこの都道府県(地域)の集積組織である。」

この文章は、今年度の第1回ジュニア委員会の会議レジュメの冒頭に掲げたものです。強化本部に属し世界を見据えながらも、普及指導本部、トーナメント本部、あるいは全国プロジェクトとも連携を図りながら、震災によるジュニア育成環境の復興対策など緊急課題も含め、しっかりと都道府県に根を下ろした議論を深めたいと思っています。

今春、強化指導指針Ⅲが発刊されました。そこには目指すべき姿と、それを実現させるための現状分析と課題が示されています。この実現に向けての第一歩は、多くの課題解決の現場である都道府県における「強化指導指針ふるさと版」を作っていただくことから始まると思います。各都道府県特有の具体策を、この指針に従ってご検討いただき是非とも策定していただきたいと提案します。

JTAジュニア委員会は、中長期の強化目標として示された、都道府県の活性化や、より良いジュニア育成環境の創設につながる既存の支援システムを推進あるいは改善すること、新たなシステムの開発に取り組んでゆきます。今年度の具体的な最重要課題は、発育発達に応じた大会環境の構築に役立つ、JPINを利用した「ナショナルジュニアランキングシステム」の制度化です。そこにどのような理念とルールを取り込むべきか?今年一年をかけて都道府県の皆様のご理解とご協力を頂きながら、早期の運用開始とその後の対策、展望も併せて議論を重ねてゆきます。


学生強化委員長 堀内 昌一
学生強化委員長 堀内 昌一

学生強化委員長 堀内 昌一


この委員会は日本テニス協会がかねてより課題としている「アフタージュニア強化」(18歳以上/高校を卒業した選手たちの強化)を、より計画的に、継続的に実行していくために2年前に発足したもので、競技としてのテニスを目指す若い選手たちの強化プログラムを提案し、支援をする委員会です。

構成委員は、1)ユニバーシアード監督歴任の現場大学指導者、2)ユニバーシアード総責任者、3)大学部長監督会代表、4)JTAコミュニケーションマネージャー、5)全日本学生テニス連盟理事長、6)各地域学生テニス連盟幹事長、7)高校体育連盟テニス部部長、8)実業団委員長となります。長期的強化を実現するためには、各世代を支える各団体が連携し、「一貫性」と「一環性」を重視したいと考えています。

平成23年度の事業計画は以下の8項目

  • 大学生テニス大会環境の改善(学生連盟及び部長監督会の支援)
  • 関係組織との連携による強化施策の検討(高体連及びジュニア委員会)
  • 強化練習会の開催(ユニバーシアード強化選手に準じる選手の強化)
  • 国内国際大会への学生支援(国際大会へのコーチ派遣指導)
  • 地域学生強化練習会の実施 (ナショナルコーチ派遣による地域学生支援)
  • 指導者への啓蒙活動(大学指導者によるフォーラムの開催)
  • 実業団チームとの合同練習会(相互理解と一貫性ある競技力向上の促進)
  • 大学国際大会支援(大学主催の国際大会への支援)

高校テニス部員はおよそ11万人おり、彼らの夢や目標が高校卒業時に完結せず、大学でさらに熟成し、またそれ以降の人生にも継続して可能性を追求できるように、適切な強化及び教育を全大学、全学生に促進したいと考えています。キーワードは「連携プレー」です。学生を強く、そして元気にしたいと思います。皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。


ワンコイン制度推進委員会
ワンコイン制度推進委員長 橋本 有史

ワンコイン制度推進委員長 橋本 有史


2008年度に開始されたワンコイン制度は、大会主催者のご協力のもと順調に運営され、3年目に入りました。地域テニス協会や都府県テニス協会により一層のご協力お願いするなど、より広い範囲での制度の適用による収入の増加を目指した結果、本年5月7日現在で2009 年度約1580万円の収入に対し、2010 年度約1660万円と80万円の増収となりました(締日の関係からJTAの決算数字とは一致しておりません)。特に地域テニス協会、都府県テニス協会には多大なご協力を頂き、2009年度に比べ2010年度は120万円程度の増収となっています。関係各位のご協力に改めて感謝する次第です。本年度におきましては引き続き、

  1. ワンコイン制度の実施と確実な運営
  2. ワンコイン制度およびNTC活動への理解の推進
  3. 大会への適用の拡大の推進

を重点に活動を行っていきます。最終的には原則としてJTA、地域協会、都府県協会のすべての公認大会、主催大会への制度の適用を目標とし皆様にご理解をお願いしてまいります。一方で多くの普及大会を実施している政令指定都市テニス協会、JTA協力団体へのアプローチ、一般の主催者へのPRも行いこの制度が日本のテニス強化を支える基盤として認知、定着していくように努力していきます。

NTCはわが国のテニスに係る種々のノウハウを集積しそれらを発信するとともに、世界レベルの選手を輩出するためになくてはならない施設であり、ワンコイン制度は、その運営を支える制度です。皆様の一層のご理解、ご協力をお願い申し上げます。


クラブJTA委員会
クラブJTA委員長 青木 弌

クラブJTA委員長 青木 弌


昨年はジュニアデビスカップで日本チームが世界大会で史上初の優勝を達成、会員の皆様のご支援のおかげです。ありがとうございました!

「クラブJTA」入会者募集中です。「クラブJTA」の会員になって日本のジュニアテニスプレーヤーを応援しましょう !!

クラブJTAは日本のジュニアプレーヤーが世界で活躍できるようサポートするJTAの会員組織です。発足して12年目に入り、2011年5月17日現在の会員数は,全国43都道府県で729名となっております。昨今の企業スポンサーのご支援が縮小・減少するなかで、ジュニアテニスプレーヤー育成・強化の為の安定した財源をJTAとして確保して行くことが急務でありますので、これまで以上に努力して参ります。

クラブJTAは会員の皆様が納めて下さった会費により、ジュニアテニスプレーヤーの海外遠征、育成・強化事業を実現しています。世界では錦織圭選手を初め、森田あゆみ選手、添田豪選手などが、クラブJTAの支援を得た世界のジュニアツアーで活躍して育っております。

今年は、「テニスファンクラブ的運営」を実行して会員の皆様へより多くの特典を享受して参ります。また、世界を意識したジュニアプレーヤーの育成・強化活動支援を行います。

具体的には「ウィンブルドンジュニア遠征」及び味の素ナショナルトレーニングセンター(NTC)に於ける「ナショナルジュニア選手の強化合宿」を支援します。同時にこれら事業活動の為の安定した財源確保の為に、より積極的に会員組織の拡大・拡充に取り組んで参ります。

さらに、日本テニス協会の公益財団法人への移行申請に伴い、今後のクラブJTAのあり方、また方向性について充分に検討して参ります。

引き続き皆様の一層のご理解とご協力・ご支援を賜りますようお願い申し上げます。